難しい言い方としては、「地下生菌の子実体」と呼ばれます。
要するに、キノコの一種なのですが、一般的な地上に生えるタイプでは
なく、土の中で生育していくキノコなので、「地下生菌」 と呼ばれます。
世界中いたる所に、昔から生えているキノコで、一年性植物です。
品種によって希少性が大きく異なる面白いキノコです。
日本では、土の中のキノコを採る風習がなく、あまり発見されません
でした。最近になって、日本の山の中にもたくさんいることが
わかり始めてます。
では、「子実体」 とは何ぞやなのですが、親キノコが子供のキノコを
生み出すのに、胞子を出すのですが、この地下に埋もれたキノコ達は、
自分の体の中に、胞子を抱え込みます。
この 「胞子」が、マーブルの模様 となって、体内に現れるのですが、
地下にいるキノコ達は、野生動物に掘り起こして食べてもらわないと、
子供たちを放出してもらえません。
野生動物が食べた糞の中に、胞子たちは消化されずに残り、違う場所で
木の根に派生し、新たに成長をとげていきます。
まさに、香りを出すことで、野生動物に発見されやすくなり、
そこで食されることで、結果的に子孫を残していく。
地下生菌と呼ばれるキノコ達のすごい「ライフサイクルの恩恵」 が
「トリュフの香り」となります。

ヨーロッパでは、長年研究され、やっと日本にも浸透し始めたトリュフ。
ぜひとも地下生菌の不思議な世界をお試し下さい。